「必要な配慮を書いてください」と言われても、何をどこまで伝えればよいか迷うことがあります。診断名は書けても、仕事に必要なことを言葉にできず、不安になる人もいるでしょう。

結論は、合理的配慮を「困る場面」「仕事への影響」「自分の対処」「職場へ相談したい方法」の四つに分けることです。配慮の名前を先に探すより、実際の仕事から考えると具体的になります。

この記事では、四つの欄の書き方、困る場面の見つけ方、職場が検討しやすい伝え方、例文、相談後の見直しまでを説明します。面談に持参できる短いメモまで作れる構成です。書けない欄は空けたまま、支援者と一緒に整理して構いません。

合理的配慮は4つの欄で整理する

困る場面、仕事への影響、自分の対処、相談したい方法を4枚のメモで整理する
職場へ相談する内容を4つに分けて準備する場面です。

診断名だけでなく、仕事で起きることから相談方法までをつなげます。

  1. 困る場面いつ、どこで、どの作業中に起きるかを書きます。
  2. 仕事への影響正確さ、速さ、安全、体調、連絡に何が起きるかを書きます。
  3. 自分の対処すでに試し、役立った工夫を分けて書きます。
  4. 相談したい方法職場に検討してほしい具体的な調整と目的を書きます。

雇用分野の合理的配慮は、障がいのある人が働くうえで支障となっている事情を改善するために、事業主が必要な措置を検討する仕組みです。厚生労働省は、雇用分野で障害者差別を禁止し、合理的配慮の提供を事業主の義務として案内しています。

ただし、障がい名ごとに同じ対応を自動的に当てはめるものではありません。厚生労働省の事例集も、掲載された措置は例示であり、障がいの状態や職場の状況に応じて個別性が高いと説明しています。本人と事業主が話し合い、どの方法を実施するか決めることが重要です。

自分の希望を整理するときは、次の四つの欄を使います。

表は左右にスクロールして確認できます。

欄・書くこと・確認する質問を確認する表
欄書くこと確認する質問
1 困る場面いつ、どこで、どの作業中か何をしているときに起きるか
2 仕事への影響正確さ、速さ、安全、体調、連絡への影響仕事の何が難しくなるか
3 自分の対処すでに試して役立った工夫自分でできることは何か
4 相談したい方法職場に検討してほしい具体的な調整誰が何をすると改善しそうか

たとえば、「発達障がいなので配慮が必要です」だけでは、職場は何を検討すればよいか分かりにくいことがあります。四つに分けると、次のようになります。

  • 困る場面:朝の打ち合わせで複数の依頼を続けて口頭で受けるとき
  • 仕事への影響:優先順位を取り違え、期限の確認に時間がかかる
  • 自分の対処:その場でメモし、最後に復唱する
  • 相談したい方法:重要な依頼と期限をチャットにも残してもらう

この書き方なら、診断名を否定せず、仕事とのつながりを具体化できます。また、「口頭指示を禁止してほしい」という一つの手段だけでなく、「優先順位と期限を正しく確認する」という目的が見えます。職場が同じ目的を達成できる別の方法を提案しやすくなります。

四つの欄は、本人が一人で完成させる書類ではありません。過去の勤務、実習、学校、家事で似た場面があれば、支援員、ジョブコーチ、家族などと振り返れます。医療上の制限や安全に関わる判断は、自分で推測せず主治医など適切な専門職へ確認してください。

「何も思いつかない」は、配慮が不要という意味ではありません。仕事をまだ経験していなければ、分からないのが自然です。「採用後に仕事内容を確認して相談したい」「実習で確かめたい」と未確認のまま記録できます。

困る場面は一日の順番から見つける

一日の困る場面を順に書き出すための開いたノート
一日の出来事を思い出しながら、相談したい場面を記録するイメージです。写真:Jo Anaya / Unsplash(新しいタブで開きます)

仕事そのものに加え、通勤、休憩、相談、予定変更も確認します。

  1. 通勤・出勤移動、建物、始業時刻、予定確認の負担を見ます。
  2. 指示・作業情報の受け方、作業環境、正確さや速さの変化を記録します。
  3. 休憩・相談疲れの前兆、休む方法、質問や報告の相手を確かめます。
  4. 変更・退勤予定変更への対応と、帰宅後や翌日に残る負担を記録します。

合理的配慮を具体化するには、障がいの特徴を一覧にするより、出勤から退勤までの場面を順番にたどる方法が役立ちます。仕事そのものだけでなく、通勤、休憩、相談、情報の受け取りも確認対象です。

一日は次の七場面に分けられます。

  1. 通勤して建物へ入る
  2. 出勤時刻と予定を確認する
  3. 指示を受けて作業を始める
  4. 途中で質問・報告・休憩をする
  5. 会議や共同作業へ参加する
  6. 予定変更や体調変化へ対応する
  7. 退勤して翌日の準備をする

各場面で、「できないこと」だけでなく、負担が大きくなる条件を見ます。人が少ないとできるが騒音が増えると難しい、午前中は安定するが午後に疲れやすい、文章なら理解できるが口頭だけでは抜ける、といった条件です。できる・できないの二択より、職場が調整できる手がかりが増えます。

次に、目で見える事実を記録します。「つらい」だけでなく、入力ミスが増える、質問まで二十分かかる、休憩後に戻れない、翌日に欠勤しやすいなど、本人が実際に気づいた変化を書きます。正確な回数が分からなければ、「週の後半に増える」「予定変更が重なると起きる」のような書き方で構いません。

表は左右にスクロールして確認できます。

場面・記録する事実の例・配慮を考える入口を確認する表
場面記録する事実の例配慮を考える入口
通勤混雑時は移動に通常より時間がかかる始業時刻、経路、在宅の可否
指示三件以上続くと順番を取り違える文章、復唱、優先順位の表示
読み書き小さい文字を長く読むと作業が止まる拡大、読み上げ、資料形式
会話電話では内容を記録しにくいメール、チャット、担当分担
感覚周囲の会話が重なると入力ミスが増える席、イヤーマフ、集中時間
体調通院日や午後に疲れが強くなる勤務時間、休憩、休暇の相談
相談担当者が不明だと抱え込む相談担当、定期面談、連絡手段

この表の例をそのまま自分へ当てはめないでください。厚生労働省の事例集には、文字や音声の提供、業務指導の担当者、出退勤・休憩・休暇の調整など、多様な例があります。

職場の配置に関する例もあります。ただし、同じ障がいなら同じ配慮になるという一覧ではありません。

過去にうまくいった場面も重要です。「静かな部屋ならできた」「締切を一覧にすると間に合った」「週三日から始めたら欠勤が減った」という経験は、自分の対処と相談方法につながります。失敗だけを集めると自己評価が下がりやすいため、安定した条件も同じ数だけ残してください。

就職前なら、職場実習や就労支援事業所の体験で確かめられます。就労支援事業所の見学チェックリストを使い、作業の難しさだけでなく、質問のしやすさ、休憩、帰宅後の疲れを記録します。実習先と応募先では環境が違うため、経験を参考にしつつ、実際の仕事内容を確認してください。

記録は医学的な診断を自分で行うためではありません。「この場面で、この影響が出た」という仕事上の情報を、相談に使える形へするためのものです。症状や服薬について判断が必要なら、主治医や薬剤師などに確認します。

配慮は目的と実行方法をセットで書く

一つの手段に固定せず、仕事上の目的を共有して実行方法を話し合います。
  • 配慮の目的正確さ、安全、安定した勤務など、改善したい仕事上の結果を伝えます。
  • 希望する方法文章での指示、席、休憩、時間など、具体的な案を提案します。
  • 代わりの方法希望どおりが難しい場合も、同じ目的を満たす別案を検討します。
  • 試す条件担当者、開始日、期間、見直し日を決めます。

職場へ相談する欄は、何のための配慮かという目的と、実際にできる方法をセットにします。方法だけを一つに固定すると、職場でそのまま実施できない場合に話が止まりやすくなります。

書き方は、「○○すると△△が難しくなります。自分では□□をしています。××を目的に、◇◇を相談することが希望です」の順です。

たとえば、「周囲の会話が重なると、数字の入力ミスが増えます。自分では作業前にチェック表を用意済みです。正確に入力することを目的に、集中作業の時間は人の出入りが少ない席を希望します」と書きます。

「静かな席」という方法だけでなく、「入力の正確さ」が仕事上の目的です。

職場が別の方法を提案した場合は、目的を満たすかで比べてください。席の変更が難しくても、集中する時間帯を決める、会話の少ない作業室を予約する、雑音を減らす機器の使用を相談するなどの案があります。どの方法が安全で業務に合うかは、本人と職場で話し合います。

配慮の希望は、曖昧すぎても細かすぎても伝わりにくくなります。

表は左右にスクロールして確認できます。

曖昧な表現・具体化するときの質問・書き換え例を確認する表
曖昧な表現具体化するときの質問書き換え例
優しく教えてほしいどの説明なら理解しやすいか一度に一つずつ、見本を見ながら説明してほしい
休ませてほしいいつ、どこで、何分必要か体調の前兆が出たら担当者へ伝え、休憩室で十分休むことを相談したい
電話を免除してほしい何が難しく、代わりに何ができるか聞き取りが難しいため、メール受付を担当し、電話は取次ぎ方法を相談したい
在宅勤務にしてほしい出社のどの負担を減らしたいか通勤混雑による負担を減らすため、可能な業務日の在宅勤務を相談したい
配慮を全員に伝えてほしい誰が何を知る必要があるか指示担当者には文章での確認方法を共有してほしい

数字を使える場合は役立ちますが、根拠のない細かさは不要です。「必ず十五分休む」ではなく、「疲れの前兆が出たとき、担当者へ連絡して休憩する。時間は業務と体調を見て相談する」と試すこともできます。

医療上必要な時間がある場合は、専門職の説明を確認します。

自分の対処も書きます。チェックリストを使う、早めに相談する、予定を前日に確認する、補助具を持参するなどです。

ただし、「自分で工夫できないなら配慮を求められない」という意味ではありません。本人だけでは取り除けない職場側の障壁について、必要な措置を話し合うための欄です。

また、仕事の中心的な内容そのものと、やり方の調整を分けます。何が業務の本質かは職種と職場で異なります。

「接客がある仕事だから配慮は無理」「障がいがあればこの業務はできない」と先に決めず、具体的な仕事と支障を確認します。安全や資格要件に関わる場合は、関係する専門部署や窓口にも相談してください。

例文は自分の仕事に合わせて作り直す

障害名の例を写すのではなく、実際の仕事と自分の経験に合わせます。
  • 似た場面を選ぶ指示、読み書き、会話、移動、体調、相談から近い場面を選びます。
  • 事実へ置き換える自分の仕事で実際に起きた影響へ書き換えます。
  • 有効な対処を足す過去に役立った道具、手順、伝え方を加えます。
  • 職場条件を確認設備、シフト、情報管理に合う方法かを職場と話し合います。

配慮の例は、完成した答えではなく、自分の四つの欄を作るための参考です。障がい名ではなく場面を選び、実際の仕事内容に合わせて変えることが大切です。

指示を受ける場面の例です。

複数の依頼を続けて口頭で受けると、優先順位を取り違えることがあります。自分ではメモと復唱をしています。締切と優先順位を正しく理解するため、重要な依頼はチャットにも残してもらう方法を相談したいです。

次は、読み書きの場面の例です。

小さい文字の資料を長時間読むと、行を追うのが難しくなり確認時間が増えることがあります。自分では拡大機能を使用中です。内容を正確に確認するため、文字を拡大できるデータ形式で資料を受け取ることを相談したいです。

続いて、聞こえや会話に関する例を示します。

周囲に音がある場所で口頭説明を受けると、一部を聞き取れないことがあります。自分では聞き返しとメモをしています。指示を正確に確認するため、要点を筆談またはチャットでも共有してもらう方法を相談したいです。

移動や設備に関する例です。

段差のある経路では一人で安全に移動できません。利用できる補助具を使っています。執務場所とトイレへ安全に移動するため、段差のない経路と利用できるエレベーターを入社前に確認したいです。

体調と勤務時間に関する例です。

月一回の通院が必要で、予約日は一か月前に分かります。自分では早めに予定を共有します。治療と勤務を両立するため、通院日の半日休暇の取り方を相談したいです。

休憩に関する例です。

疲れの前兆が出たあとも作業を続けると、確認ミスが増えます。自分では前兆を記録し、早めに水分を取っています。作業を安定して続けるため、前兆が出たときの連絡方法と休憩場所を決めたいです。

最後に、相談担当に関する例を見ます。

質問する相手が複数いると、誰へ報告するか迷い、問題を抱え込みがちです。自分で行っている対処は、質問の箇条書きです。早い段階で相談するため、業務の質問先を一人決め、週一回短い確認時間を相談できると助かります。

どの例にも、方法を実施すれば必ずうまくいくという保証はありません。実際の機器、情報管理、シフト、業務分担により実施方法は変わります。試す期間と確認日を決め、「役立ったか」「別の負担が出たか」を見直します。

また、例文に診断名がないから、診断名を隠すべきという意味ではありません。手続きや配慮の検討に必要な情報は、利用目的と共有範囲を確認して伝えます。

開示する相手・時期・範囲に迷う場合は障がいを開示して働くか迷ったときの決め方で別に整理してください。本記事は、伝える内容を仕事の言葉へ変える役割を担います。

伝えるときは話し合いの順番を決める

希望を渡すだけで終えず、実施と見直しまで確認します。
  1. 場面と影響困る仕事の場面と、業務に起きる影響を一つ伝えます。
  2. 対処と目的自分の工夫と、配慮で改善したい仕事上の目的を共有します。
  3. 方法を検討本人の案と会社の条件を比べ、可能な方法を決めます。
  4. 実施条件担当者、開始日、試す期間、見直し日を確認します。
  5. 情報の範囲誰へ何を共有するか、本人の希望も含めて確認します。
  6. 記録を残す合意した内容を短く書き、認識が合っているか確かめます。

合理的配慮の相談は、希望を書いて渡せば自動的に終わる手続きではありません。困る場面と目的を共有し、実施できる方法、担当者、開始日、見直し日を話し合うところまでが大切です。

事業主には合理的配慮を提供する義務がありますが、その措置が事業主にとって過重な負担になる場合は例外があります。過重な負担かどうかは、会社の規模だけで一律に決めるものではなく、業務への影響、実現の難しさ、費用や負担の程度などを個別に検討します。

本人が希望を伝えただけで、必ず同じ方法が実施されるという意味ではありません。

希望した方法が難しい場合も、それだけで相談を終わらせるものではありません。厚生労働省のQ&Aは、会社が難しい理由を本人へ説明し、目的を共有しながら別の方法を話し合うことが重要だと示しています。

たとえば固定席が難しくても、集中する時間帯や使える部屋を決める方法があります。同じ支障を減らせる別案を検討できます。

応募・面接の段階で選考上の配慮が必要なら、試験や面接の前に伝えます。会場への移動、文字や音声の形式、面接時間、支援者の同席など、選考を受けるために必要なことを具体的にします。採用後に必要な配慮は、仕事内容や配属先が分かった段階で改めて相談する項目もあるため、時期を分けて考えてください。

入社後は、直属の上司、人事、社内相談窓口などから最初の相手を選んでください。口頭で説明するのが難しければ、四つの欄をメールでも送れます。支援者に同席してもらう場合は、本人から話す部分と支援者が補足する部分を事前に決めましょう。

面談では次の順番が使えます。

  1. 困っている仕事の場面を一つ伝える
  2. 業務への影響を具体的に説明する
  3. 自分の対処と、うまくいった条件を伝える
  4. 配慮の目的と希望する方法を提案する
  5. 会社側の案と実施上の条件を聞く
  6. 担当者、開始日、試す期間、見直し日を決める
  7. 情報を共有する相手と範囲を確認する

会社から希望どおりには難しいと言われた場合、理由を確認し、目的へ戻りましょう。「その方法は無理です」で終わらず、どの部分が難しいか、別の方法なら可能かを確認してください。厚生労働省の事例集でも、合理的配慮は個別性が高く、本人と事業主の話し合いが重要とされています。

話し合った内容は、簡単な記録で十分です。日時、参加者、困る場面、試す方法、開始日、見直し日を書き、相手と認識が合っているか確認してください。

正式な社内様式がある場合は、その様式を使いましょう。記録は相手を責めるためではなく、担当者が変わったときや見直し時に役立つ資料です。

障がいに関する情報を共有する範囲も、配慮の方法とは別に決めます。「チーム全員が診断名を知る必要があるか」「仕事の進め方だけ共有すればよいか」を確認します。本人の同意なくどこまで共有されるのか不安な場合は、利用目的、共有先、保管方法を人事などへ尋ねてください。

相談しても対応が進まない、説明に納得できない、誰へ相談すべきか分からない場合は、一人で交渉を続ける必要はありません。社内窓口のほか、ハローワーク、都道府県労働局、地域障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターなどへ入口を尋ねられます。状況により適切な窓口が異なるため、いつ、誰へ、何を相談し、どの回答だったかを記録して持参します。

配慮メモは試して見直す

実施した方法を評価し、続ける・変える・終えるを相談します。
  1. 試す決めた方法を、担当者と開始日をそろえて一定期間試します。
  2. 結果を記録負担やミスが減った点と、新しく出た問題の両方を書きます。
  3. 話し合う本人と職場で目的を満たしたか確認し、必要なら別案を考えます。
  4. 更新する仕事内容や体調の変化に合わせ、続ける・変える・終えるを記録します。

配慮メモは、一度で完成させる申告書ではなく、働き方に合わせて更新する道具です。仕事内容、職場、体調、機器、担当者が変われば、役立つ方法も変わります。

最初は、次の短い書式で十分です。

  • 日付:いつの状況か
  • 困る場面:どの作業・時間・環境か
  • 影響:正確さ、速さ、安全、体調、連絡に何が起きるか
  • 自分の対処:何を試し、どこまで役立ったか
  • 相談したい方法:職場に何を検討してほしいか
  • 目的:何を安定・改善したいか
  • 試す期間:いつからいつまでか
  • 見直し日:誰と結果を確認するか
  • 情報共有:誰へどこまで伝えてよいか

実施後は、「希望が通ったか」だけで評価しません。仕事のミスや負担が減ったか、本人と周囲が続けられる方法か、新しい問題が出ていないかを確認します。たとえば、チャット指示で抜けが減っても通知が多すぎて集中できないなら、重要な依頼だけ印を付ける方法へ変えられます。

見直し時には、できたことも記録します。「予定どおり週四日通えた」「質問までの時間が短くなった」「入力後の修正が減った」などです。

問題だけを記録すると、配慮が役立った部分を見失います。定量的に数えられない場合も、「前より相談しやすい」のような本人の実感を残せます。

配慮が不要になった項目は削除または停止を相談します。別の業務で新しい支障が出たら追加します。

診断名や手帳の情報に変更がある場合は、会社の手続き上、更新が必要なこともあります。何を更新するかを人事へ確認してください。

就職前の人は、完成版を作ろうとせず、一つの場面だけ四欄へ書きます。就労移行支援、ハローワーク、地域障害者職業センターなどで、応募先の仕事に合う表現を相談できます。職場に入ってから分かることは「入社後に確認」と書けば十分です。

就職後の人は、次の面談日を一つ決めてください。大きな問題になるまで待たず、「今の方法を二週間試した結果を確認したい」と伝えます。職場との調整を支援してほしい場合は、ジョブコーチとはも確認できます。

この記事では、困る場面、仕事への影響、自分の対処、相談したい方法の四つに分けます。当サイトが2026年8月10日に実施した「障害者転職 当事者インサイト調査」を基にした編集上の整理です。

調査では、配慮の伝え方に関する公開情報を確認しました。全体で当事者・支援者などの声約570件、引用約900か所を収録しています。

個別の体験談を、そのまま会社に求められる配慮の一覧にはしていません。制度上の説明は公的な一次資料で確認し、実際の方法は本人と勤務先が仕事の場面に合わせて話し合う前提です。

今日の一歩は、配慮を完璧に説明することではありません。最近困った仕事の場面を一つ書き、そのとき「何が起きたか」を一文足してください。そこから自分の対処と相談したい方法を分ければ、合理的配慮を相手と話し合える形にできます。